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信楽町 ▲まちづくりインデックス

 

インターナショナルを
信楽の文化

信楽町朝宮はお茶の産地。うねるような茶畑が続く。
  信楽では外国人の姿もよくみかける。陶器の産地
で最近、外国人の姿はよく見かけるようになってき
たが、信楽では若い外国人たちも多い。陶芸の森が
あるからではないですか、ということだったが、や
はり、あの力強い生命感が若い人を魅きつけるので
はないかと思う。もちろん、陶芸の森の、伝統を大
切にし、一方で新しい芸術を追及する、という姿勢
もインターナショナル性につながっているのだと思
う。
 信楽はタイルや室内装飾など、観光や芸術ばかり
ではない窯業産業がベースとしてあるという点で他
の焼物の里とは少し違う。考えようでは地場産業が
観光に結びついた理想的な地、といえる。〈観光〉
が〈交流〉であることを考えると、信楽という町は
交流できるものをいっぱい持った町なのだ。
 その交流のかけ橋になるものに信楽の場合、お茶
もある。信楽はお茶の産地でもあり、町の西部の朝
宮一帯がその中心地。朝宮の北の山中の岩谷観音の入り口に〈朝宮茶発祥地之碑〉という大きな碑と並
んで、芭蕉の「木がくれて茶つみも聞くやほととぎ
す」の句碑があった。ここのお茶の歴史は随分と古
いのである。
 この朝宮に三所神社という立派なお宮がある。
素盞鳴尊(すさのおのみこと)を祀り、江戸時代中頃に建立されたというご本殿は各所の彫刻が華やかに装飾されて、しかも清々しい姿。きれいに掃き清められた境内は朝宮茶の印象と重なって、なかなかの空間をつくりあげていた。

古代中近東の美術品などを鑑賞できるミホ・ミュージアム
 交流ということで言えば、この町にもうひとつ文
化の交流の場が生まれた。朝宮集落の北東の緑深い
山の中に「ミホ・ミュージアム」という美術館がで
きた。世界的な建築家のアメリカ人ペイ氏の設計の
建物は自然に溶け込んだ美しい建物。古代中近東、
ガンダーラ、ローマ、アジア、仏教、日本の伝統美
術…、素晴らしい美術品が収蔵されている。ただ私
設美術館なので開館期間が決まっているのが残念だ
が、それでも信楽町を訪れる人には寄り道の楽しみ
が増えたといえる。美術館を訪れる人たちも信楽の
町中まで降りてくれば、信楽探訪の新しい動線がで
きることになる。
問合わせ

  信楽町商工観光課 電話 0748・82・1121
 

以上、滋賀銀行発行
 「湖[みずうみ]1998年夏 No.126号」
 「街物語」著:旅行ペンクラブ西本梛枝さん より転載
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