財団法人 滋賀県建築住宅センター
まちづくりインデックス まちづくり情報へ

 
信楽町 ▲まちづくりインデックス

 
地面の下から現れる歴史
「冬、霜柱ができるでしょう…。その中にたとえば
真四角に模様の違う部分があったりするんです。霜
柱って下の土の様子で立ち方が違うんです。つまり、
模様の違う霜柱の部分は、土が周りの土と違うこと
が考えられるわけです。とすると…その四角のとこ
ろは建物の柱があったところ、かもしれない…と。」
 近年、紫香楽宮(しがらきのみや)の宮殿があっ
た所ではないかと目されてきている信楽町宮町の遺
跡発掘調査現場で、発掘の様子の話を聞いた。

土を洗い流して、宮町遺跡の土の中から歴史の証人を
丹念に探す。

 出土したもので、昔々のいろんなことが分かって
くる考古学は自分なりの勝手な謎解きができて(歴
史学者はそうはいかないだろうが)、素人には結構、
面白い。が、宮町遺跡での話は考古学の楽しみもさ
ることながら、地球の営みの微妙さと、その微妙な、
ひょつとしたら見逃してしまいそうな変化をさえ見
逃さない人たちの発掘への熱いおもいを垣間見たよ
うで、大いに感動してしまった。発掘現場では当た
り前のことだろうけれど、出土してきたものにばか
り気をとられて、それを見つけるまでがどうだった
のかにまで気が回らない素人考古学ファンには鮮烈
な話だった。


ここに都があったと思えない今は静かな宮町集落。

まちづくりインデックスへ 信楽町トップへ つぎへ
Copyright(C)2001 Shigaken Kenchiku Jutaku Center. All rights Reserved.