財団法人 滋賀県建築住宅センター
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●大津市 ▲まちづくりインデックス

高い文化を築いた大津の町衆
  大津は即ち、大きな津(港)である。琵琶湖水運の物資の集散地として、あるいは、京の都への交通の拠点として長い間、重んじられてきた。殊に、秀吉から港の特権を与えられ、さらに徳川幕府の直轄地となってからは、経済都市として高い地位を築き、それが大津祭も生み出したのである。

  港町大津の賑わいの程は、古書に、浜大津から石場にかけての湖岸に三百余の蔵屋敷が並んでいたとあることや、また、東海道五十三次最後の宿場町として、八丁筋から札の辻に本陣や旅籠が百数十軒も建ち並んでいたとあることからもうかがえる。“浜大津から石場にかけての湖岸”というのは、現在の浜通り、滋賀銀行本店のある通りである。京阪電車より北は実は埋立地で、昔は水のあった所なのだ。この浜通りには今も何軒か、蔵屋敷があり、浜辺の松だったのかな、と思うような松もあるが、面影は薄い。旅人が往き交った札の辻あたりもまた、今は小さな標識や石碑以外に、昔を偲ぶものはない。

琵琶湖岸にひろがる大津の街
▲琵琶湖岸にひろがる大津の街。
まだ甍の波がみられる
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