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城へのおもい集めて
復元された水口城角櫓
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水口城御成門、御成橋
(写真提供:水口町役場商工観光課)
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昨秋、水口城跡に白壁も美しい水口城角櫓(すみやぐら)
の復元がつた。
水口は宿場町であると同時に、城下町でもあった。先
述の中村氏の岡山城は、中村氏の後、長束正家が入った
が、正家は関が原合戦で西軍に組したため、落城。以後、
水口は1682年に加藤氏の所領になるまで、徳川の直
轄地だった。この間に、三代将軍家光上洛時の宿館とし
て建てられたのが水口城。後、加藤氏が水口に封じられ
た時、居城となりはしたが、実際には将軍の館を使うの
は畏多いといって、別に邸を構えたらしいので、この城
は一人、家光のためだけの、それも一回しか使わなかっ
た、贅沢な城でもあったのだ。
城復元の切掛けは町内の民家に残っていた角櫓と覚し
き建物だった。本丸御殿は江戸時代に既に解体されてい
たが、周りの建物などは明治まで残っていて、角櫓は町
内の民家に払い下げられていたのだ。近年になって、こ
の家の改築が決まったため、歴史的遺産を現そうと、町
がそれをひきとり、復元事業が始まったのである。調査
・研究、そして元の角櫓の資材も使いながらの作業が始
まって7年、今、堂々と静かな姿で再び現われた木造二
層の水口城角櫓。一階が城資料館、二階が和室で、人々
の憩いの場になっている。
江戸時代、水口まつりが町の活性化のために始められ
たように、城の復元は昭和(平成)の町の活性化策の一
つになろう。城が町の人たちの心の拠り所になっていく
といいし、さらに大きな夢づくりの起爆剤にでもなれば
なおステキだ。
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