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「平成の杜]の中のことうヘムスロイド村
のどかな手工芸の村だ。
どっしりとした構えを見せる
近江商人郷土館
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「ヘムスロイド」とはスウエーデン語で「手工芸」。宇曽川に近い赤松の林の中、芸術家たちがそれぞれのアトリエでガラスや 木、土、鉄…等々に生命を与えている。
杜の周りは豊かな近江平野。毎年春に行われる村まつりでは、芸術家もそうでない人も一緒に「ナチ ュラルアート」を楽しむのである。
<創る>という考え方をすれば、近江商人の精神も
結局は<創る>ことであろうか。
《信用を創る。そのために己を創る。》
近江商人の哲学は[世のためになる]ということ。 そのために重ねる創意工夫。工芸家と商人では向かう対象は違うはずなのだが、帰するところは同じか
な、という気がする。 その近江商人の精神や生活に触れることのできる ところが近江商人郷土館。寛政年間、麻布の行商か
ら大店を構えるに至った小林吟右衛門(ぎんよもん)の母屋といく
つもの蔵を公開するものである。小林家は代々丁子屋吟右衛門を名乗り、丁吟(ちょうぎん)と称されていた。織物卸業や金融業で成功して、彦根藩から名字帯刀を許さ
れていたほど。藩の御用達でもあったことから井伊家とは深いつながりがあり、桜田門外の変を知らせる火急の書状なども残されている。
それにしても座敷蔵や川戸蔵など合理的な設計の 家屋、和漢の古典や謡曲、茶道の手習い本・・・。近江商人はもちろんだが日本人の精神生活の豊かさを感
じる場所である。 |