| めぐる季節・暮らし |

悠久の丘蒲生町あかね古墳公園の
久保田山古墳
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歴史の古さを証明するのはこの辺りの古墳の多さ
でもわかる。特に名神の北の雪野山を中心とする一
帯にはたくさんの古墳があり、大昔、力のある豪族
がこの近江にいたことをうかがわせる。名神高速道
路が敷設された時に大方の古墳が消えてしまいはし
たが、蒲生町の天乞山古墳(あまごいやま)と久保
田山古墳は残っていた。木村古墳群という。近年、
調査してみたら、天乞山古墳は滋賀県で最大、全国
でも有数の方墳と判明。また、久保田山古墳もはに
わを飾った円墳だったことが判った。この二つの古
墳が復元された。方墳の頂上部には竪穴式石室が復
元され、久保田山古墳は墳墓の斜面に四万五千個の
割石を張り付け、中段に三九三本の信楽焼きの円筒
形のはにわが並べられた。美しい幾何学的なスタイ
ル。「悠久の丘蒲生町あかね古墳公園」の誕生であ
る。すぐそばを走る名神高速道路がいささか異質だ
が、それでも古代へ思いを馳せることのできる広い
野だ。名神沿いの小山は雪野山古墳から続く横山古
墳群。山頂には横穴式石室も整備されている。
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この横山公園(横山古墳群)に上がると、町は一
望できる。
名神沿いのすぐ東には願成寺(がんじょうじ)と
いう聖徳太子発願の寺がある。ご本尊は太子が母君
の姿として彫られたという聖観音像。
願成寺は蒲生町の北のはずれにある寺だが、反対
の南のはずれには竹田神社という古社がある。この
蒲生野を開墾し、人が暮らせるようにした蒲生氏を
祭った神社で、《蒲生》の名はここから生まれたも
のという。途中には梵釈寺(ぼんしゃくじ)や高木
神社、涌泉寺(ゆうせんじ)などの古社寺が点在す
る。蒲生野の歴史が形で見える。
「蒲生野」という名は優しい。名前と同じように土
地そのものもまた、季節の表情を映して優しい。大
昔からここで暮らしを営んできた数えきれないほど
の人々の思いがこの優しさを作っているのではない
か。田畑が力強く優しく動き出す季節、殊にそのお
もいは深くなる。
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天智天皇の皇子ゆかりの高木神社。
室町時代の本殿は国の重要文化財。
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問合わせ
蒲生町産業課・蒲生町観光協会 TEL 0748・55・1161
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