財団法人 滋賀県建築住宅センター
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●永源寺 ▲まちづくりインデックス

 
大切に守らねばならない《自然》
 永源寺をあとに国道421号を東へ、木地師の里に向かった。途中の永源寺ダムは発電と濯漑用のダム。鈴鹿の山を映して静寂そのものだ。訪ねた8月ーダムの上流の河川敷は、色とりどりのテントが張られ、バーベキューの煙が上がり、川の中で水しぶきをあげる子たちではなやいでいた。
 ここ数年、レジャーもアウトドア志向になってきてはい
るが、バブルがはじけた今年は特に、近場で安上がりのキ
ャンプがモテモテ。愛知川(えちがわ)上流のこの辺りは
水も空気も美しく、アウトドアライフを楽しむにはもって
こいの所である。新緑の頃に来た時も河原で飯盒炊さんを
するグループで賑わっていたから、おそらく夏が終わり、
山々が美しく紅葉する頃も、このような光景は続くだろう。
自然の中でおもいおもいに時をすごしている人たちの表情
は、輝いている。バブル崩壊は人を自然に帰らせた、とい
うイミでは、あるいはよかったかもしれない。
 ただ、だからこそ《自然は守るもの》という鉄則を忘れ
ないでおかねばならない。自然とともに生きてきた、たと
えば山における木地師とか、海や潮における漁師とか、の
ような人たちは、自然とのつきあい方を知っているが、あ
まり自然とつきあったことのない、にわか自然人はえてし
て、自然の生命サイクルに無頓着でいる、ことが多いからー。

愛知川上流の永源寺ダム。鈴鹿の山々を映して美しい

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